チョコレート嚢胞
前回の続きです。
後日、大きな病院でMRI検査をした結果、子宮癌ではなく、卵巣に病気があることが分かりました。
【子宮内膜症の1つ、チョコレート嚢胞】
卵巣内に袋ができ、通常、生理として外に出る血や古い子宮内膜が
卵巣に逆流して袋に溜まっていってしまう病気。
溜まった血液がどんどん酸化して、黒くドロドロした物に変わっていく為、チョコレートと言われている。
初めて聞いた時は「お?なんて可愛い名前('-'*)」
な~んて思ったのですが・・・深く知ると、それはそれは恐ろしい病気でした。。
【チョコレート嚢胞の原因】
はっきりした原因は分かっていませんが、
私が通院している病院の先生は以下の事を話していました。
①太陽を浴びない生活:着床環境を整えるのに必要なビタミンD3が不足
②日本人の初潮年齢が早くなっている&晩婚化&出産回数の減少
③お肉中心の生活:お肉に含まれるビタミンAの過剰摂取。胎児奇形率が高まる。
④睡眠時間の減少
それに加えて私の場合・・・
①事務職:長時間座っている事により、下半身の血流が悪くなり、子宮&卵巣に新鮮な血液が送り込まれない
②クーラーが効いた部屋:冷え性の原因になる
③癌家系:父が末期の膀胱癌でした。遺伝性もある?
高度成長期から日本人のライフスタイルが変わり、20〜30歳の発症率が高い子宮内膜症ですが、現在は10代の患者さんも。
子宮内膜症は目に見えないため、発症した時には病状が進んでいます。
最大の原因は『生理を繰り返すこと』
という事は、全ての女性が子宮内膜症予備軍になるわけです。
【チョコレート嚢胞の症状】
卵巣がどんどん大きくなり、内臓を圧迫したり、子宮に癒着したりしてどんどん生理痛がひどくなります。
私も実際、発覚直前は生理痛がひどく、胃痛が2ヶ月続いていました。
【チョコレート嚢胞の妊活への影響】
また、子宮に卵巣が癒着していると、子宮が炎症を起こし、性行為時に激痛だったり、着床しずらかったり・・・。。
放置しておくと、卵巣にたまった血が爆発して大変な事にも。
溜まった血が卵巣癌になる可能性もあります。
【チョコレート嚢胞の治療法】
薬物療法と手術療法があります。
症状が軽い場合は薬物療法になるみたいですが、私はかなり症状が進んでいた為、腹鏡手術になりました。
(右卵巣:7cm、左卵巣:8cm のチョコレートがありました)
両方の卵巣にチョコレート嚢胞。珍しい案件らしいです( ̄▽ ̄;)
私の場合、手術後早く妊活を始めなければいけませんでした。
・・・が、「手術したから綺麗になった♪」と安心していた私は、家庭の事情もあり、ピルを飲んで卵巣の動きを止めながら1年、妊活をせず仕事に明け暮れておりました。。。
本当は恐ろしい子宮内膜症、まだまだ話は続きます。